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PCあんざん教室に通い始めると、「あんざん3級(全国珠算教育連盟)合格」が大きな目標として掲げられます。
この目標はどの生徒にも到達させたいレベルです。 |
「あんざん3級」に合格できれば“計算”について不安はなくなると思われます。
正確に速く計算することができますし、多くの四則計算をあんざんでやってしまうので問題を解く時間も短くてすみます。 |
ただ、できれば小学校のうちに「あんざん1級」まで合格するとよいです。3桁×2桁、2桁×3桁などができるようになるからです。
このレベルになると中学の数学や理科の計算問題でもほとんど暗算で計算することができます。 |
「あんざん1級」は特別な才能をもった生徒だけが合格するというレベルではなく、教室にまじめに通い、家でも毎日練習を続ければ小学生のうちに到達できるレベルです。
あんざん合格のためには、「珠算式計算方法」が出来る必要があり、それにはしっかりとしたイメージを頭に描けなければいけません。 |
そろばんの有段者であっても、玉をイメージすることが出来なければ、「珠算式計算方法」を使うことは出来ません。 |
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教室では様々な練習を行いますが、そのすべては“あんざん”ができるようになるためのものです。
主なものをいくつかあげてみます。 |
1. |
数を覚える(5の分解・10の分解・九九) |
小学校にあがる直前から小学校低学年の時期が“計算力”を身につける最適齢期ですので、まだ数を知らなかったり九九を習っていない場合もめずらしくありません。 |
子供さんの状況に合わせて数や九九を覚えたりします。また、あわせて5になる数やあわせて10になる数について学びます。
“計算力”をつけるためには大切な学習です。 |
パソコンを使ってその子のレベルに合わせた楽しい練習です。 |
2. |
そろばん(そろばんでの足し算・引き算・かけ算・わり算) |
“あんざん”を習得するためには“そろばん”の習得が絶対条件となります。
“そろばん”で珠(たま)の動かし方を学ばないと“あんざん”でイメージできないからです。 |
“あんざん”とともに“そろばん”についても検定試験を受けていきます。
できなかった級が練習を重ね、いつの間にかできるようになるのはとてもうれしいことで、子供たちにとって大きな励みになります。 |
3. |
イメージ練習(珠算式あんざん) |
“あんざん”は“そろばん”を練習すれば自然にできるようになるというものではありません。 |
ひとくちに“あんざん”といっても、そこには多くの能力がかかわってはじめて正確で速い計算が可能となります。
“あんざん”のプロセスを簡単に説明すると |
・まず、数字を読み取ったり聴き取ったりして、それを頭の中に画像を作りあげる
・作った画像は計算するのに必要なので、次の数字を読み取ったり聴き取ったり
する間、そのまま保持する
・計算をしてそのとおりに画像を動かす |
ということをやっています。(実際はもっと複雑です!!) |
“そろばん”では、まず「頭の中に画像を作りあげる」という作業は必要ありません。読み取ったり聴き取ったりした数字を珠(たま)に置き換えているからです。
もちろん「画像をそのまま保持する」ということも必要ありません。
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“あんざん”をやったことのない人は、たとえ“そろばん”の有段者であっても、まず「頭の中に画像を作りあげる」ということが苦手なようです。
また、せっかく思い浮かべた画像も「そのまま保持する」ことができなくて瞬時に消えてしまいます。 |
これはイメージする機会がないためにイメージする能力が年齢とともに衰えていってしまうせいです。 |
ですので“あんざん”を習得するためには“そろばん”の習得とは別に、“イメージ力”を鍛える訓練が必要となってきます。 |
イメージ練習にはやはりパソコンでの学習が効果的です。
どのようなイメージを浮かべればよいのか一目瞭然ですし、イメージする桁数やスピードもその子に合わせて効率よく学習することができます。 |
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4. |
その他(読上げあんざん・フラッシュあんざん など) |
その他、指導者が読上げる数字を計算する“読上げあんざん”というものがあります。
これは、聴き取る能力を磨く練習になります。 |
他にもパソコンで次から次へと数字を表示して計算する“フラッシュあんざん”などを行います。
数字を読み取る力や集中力が身につきます。 |
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